声でかいオッサン、オオカミ少年扱いされ火事になりかけても皆に放置される。。。

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油を扱う工場に勤めているのだが、
一人声のでかいおっさんがいる。

張り上げれば大型のフライヤー10台が並ぶ工場の
端から端まで届くし、
普段の会話も壁を挟んでも余裕で聞こえる。

元気な人で連日の残業で皆がへたれてても
一人威勢よく誰彼構わず雑談を持ちかける。


ただ特に話が面白い訳でもなく、
内容はだいたい会社への不満か家庭の愚痴なので
冷ややかな目を向けられることもしばしば。

またあやふやな情報や噂に過剰反応して騒ぐ癖もあり、
信用はあまりない。

ある朝そんなおっさんがやべえと叫びながら走りまわっていた。


その時場内にはおっさんと俺入れて4人が各々の仕事の準備をしており、
喚き慌てるおっさんを見た他3人は皆また始まったと相手にしなかった。

しかし準備を終えて一休みしようと休憩所に向かいかけた俺が見たのは、
おっさんの担当のフライヤーの半分くらいを覆う炎と、
それに必死で小麦粉をかけるおっさんだった
(消火器は管理職の判断がないと使えないので小麦粉をかける判断は正しい)



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